なのはなプラレール

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なのはな号の一部をお座敷列車にしてそこで子供たちがプラレールで遊ぶという企画列車。9月の募集時に、とりあえず、申し込んでみたものの、以外と朝早くから、夜遅くまでで、ちょっと、大変かもな。と思っていたんですが、行ってきましたよ。

朝から、自転車で出かけるつもりが、「バスで行く~」とごねはじめたので、さくっと、iPhoneで時刻表を調べる。ちょうど、バスの時間だったので、

「じゃぁ、バスで行こうか」
「は~い」
「もうすぐ、バスが来るから、急いでいくよ」
「は~い」

という感じで走ってバス停へ。雨の日に来るまでママと駅まで行く道を通るので、見たことのある場所を通るたびに、「バイバイするとき、通るでしょう?」と、報告してくれる息子さん。よく覚えてるねぇ。

駅前のバス停で降りると、バイバイする~。と、乗ってきたバスに手を振るのですが、残念ながら、時間調整をするので、なかなか、動かないのですよ......。

「そのバスは、そこで、休憩するのよ。みんな乗せてきて疲れたからね」
「そか、休憩するのか~」
「だから、バイバイして、電車乗りに行こうね」

とか、そんな感じで、駅へ。東西線乗ろうね。とかいいながら、待っていたら、やってきたのは、東葉高速2000系

「とーざいせんじゃないねぇ」
「オレンジだねぇ。これは、東葉高速の車両だけど、乗るよ」
「とーざいせんじゃないねぇ」

どうやら、納得してない様子ですが、電車に乗るのは嫌いじゃないので、一緒に乗って、さっくり座ります。「窓から外を見るんだったら、靴を脱ぐよ」と、いつも、言っているので、さくっと靴を脱いで、窓から外を見ています。朝の機嫌がいい時間帯は、素直でいいねぇ(笑)

外を見ながら、「パパ見てー、ほらー」などと、話をしていましたが、トンネルに入ったので、ちゃんと前向いて座ることにします。門前仲町あたりで飽きてしまったらしく、

「もうおりる~」
「あと3つだからね」
「えー、あと1つがいい」
「あと3つがんばろうね」
「とーた、ちょっとだけがいい」

会話に意味がないのだが、大手町までがんばってもらわないことには......

なんとか、大手町に着いて、乗ってきた電車にバイバイ。

「とうざいせんじゃなかったねぇ」

と、全く納得していない様子(笑)。ちょうど、反対側に電車が来る放送が流れたので、

「あっちに、東西線来るって」

と、反対ホームに誘ったら、やってきたのは、JR東日本 E231系800番台

「とうざいせんじゃないねぇ」
「(くっ!!東京メトロ爆発しろ)そうだねぇ、青いけど違うねぇ」
「ちがうよねぇ、とうざいせんじゃないよねぇ」
「東西線お休みかなぁ」
「おやすみかなぁ」
「緑の電車乗りに行こうか」
「みどりのでんしゃ、乗りに行こうか。みどりのでんしゃ、あれでしょ、ごはんたべたときにみたでしょ」

と、秋葉原UDXの味噌汁屋さんで、ご飯を食べたときのこともちゃんと覚えているようです。

丸の内北口のトイレの前で、

「パパ、トイレに行くけど、どうする?」
「いくー」

というわけで、トイレに行くと、個室ではなく、小便器の前に立っています。

「あれ?立っておしっこするの?」
「そうよ」
「そうなんだ。保育園ではいつも立ってしてるの?」
「そうよ」

などと話をしながら、ズボンとおむつをおろしてやると、器用につきだして用を足す体制です。が......、

「ぱぱー、でなかったー」

あらあら、そうですか。と、また、おむつをはかせ、ズボンを上げて、そこで待っててね~。と、出口付近の内側に立たせて、やっと、パパもトイレです。

そんなわけで、「みどりの電車に乗ろうね」と再出発、ホームに来た山手線が茶色い山手線だったら、泣ける......とか、思っていたら、ちゃんとみどりのが来て安心(笑)

品川駅で、降りるときに、我々が降りる横をすり抜けるように乗り込んできたバカのせいで、うちの子が足を踏み外して、驚いた。手をつないでなかったら、大惨事だよ......。

「ぶっくりしたねぇ、ぶつかっちゃったねぇ」
「そうだね、びっくりしたね。だめだよね、降りる人が先だよねぇ」
「だめだよねぇ」

などと話す我々と、ぶつかったバカを注意するバカの連れ。まぁ、なんというか、ほんとたのむよ。たった10センチの隙間で大変なことになるんだから......

10番ホームに降りていくと、なのはな号が止まっています。電車の中にブルーのレールがたくさんおいてあるのをみて、大興奮。お弁当を受け取って、まだ時間があるから、メロンパン食べるのに牛乳を買いに行こうか?と階上に誘っても、いやだー、電車乗るノー。とか、なんとかなだめて牛乳を買ってから乗車

さっそくお座敷へ向かい、プラレールで遊びます。すごい人数がいる中、お父さん同士協力しあって、すごいレイアウトが組まれていきます。

そんななか、奥さんが同じ電車に乗っているであろうお父さんに「なにやってんのよ、ちょっとくらいこっちきてよ」と怒っているかと思ったら、別のお父さんは自分の子供がほかの子にちょっかい出していても我関せずで文庫本を読み続けていたり、長い車両を電池もモーターも強化せずに走らせて周りの電車の速さについてこれず周りのお父さんたちに「これは別の線路を走らせましょうよ」といわれても自分の長い新幹線を走らせるのに一生懸命なお父さんがいたり、なかなかカオスな空間が展開していたのでした。

途中、子ども向けの制服撮影会で車掌の白いブレザーを着せてもらってにっこりと撮影。添乗員さん(たぶん車掌の格好をしたJR東本社の営業さん)が「お父さんも一緒にどうぞ」とカメラを引き受けてくれたので、息子さんの隣に座ったら、パパも帽子をかぶれ。ということだったので、添乗員さんに帽子を借りて一緒に撮影してもらったり。でも、添乗員さんの帽子が小さくて入ってないのはここだけの秘密だ(笑)

お座敷まで戻って、ストップレールでオーバルコースにたくさん走る電車の運転間隔を調整する仕事をがんばっていると、「ねむくなっちゃった」と息子さん

席に戻って、品川駅で受け取ったお弁当を食べる。眠いこともありちゃんと食べないわけですが、なんとか、ご飯をすこし食べてもらって、終了。で、結局、俺が、ほぼ、二つ食べる罠。

ところで、この文章、子どもが寝ている隙にPomeraで書いているのですが、Pomeraのキーボードがどうとかという以前の問題として、久しぶりの日本語キーボードで、Enterキーのあまりの遠さに泣けそう(笑

それにしても、越後中里での20分の停車も、越後湯沢での20分の停車も、結局、寝て過ごした息子さんです。越後湯沢なんて、駅長さんがお出迎えだったのにw

そんなわけで、水上到着まで、ぐっすり寝ていたので、起こして、D51を見に行く。煙を吐いて走るその姿に大興奮。

なのはな号は、ボックス席を二人で独り占めだったけれど、快速SLみなかみはそうもいかず、子供二人の親子連れと相席。渋川手前のカーブで窓から先頭の機関車を見たり、渋川の長い停車時間を利用して、写真を撮ったり。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、あっというまに高崎。高崎駅の新幹線乗換口に向かっている途中で、ボックス席で一緒だった家族を見つけ、いきなりお父さんと手をつなぎ始めたうちの息子には、驚いた。

コンビニを見つけると牛乳を取りに行くうちの息子は、なんというか、よく訓練されているというか、なんなんでしょうね。

「ねぇ、パパの飲み物は?」
「あ、そっか、ごめんごめん、ぱぱは、おちゃがいいよね。はい、これ」

って、すごいんだか、なんなんだかww。なんとなく、おなかすいたような気がしたので、「おにぎり買う?お弁当買う?」と聞いてみたものの、「いらない」とか言われてしまって、買わずにホームへ。

ホームにあがると、少し風が強くって、パパはトイレに行きたくて、しょうがありませんよ。結局、我々が乗る電車の到着まで、トイレに行けないまま、車内へ。

電車が動き出したので、トイレに行ってくるから、お座りして待っててね。と、iPhoneを渡して、トイレに行って戻ると、廊下をこっちに向かって走ってくるし。

「ぱぱー、おなかすいた。おにぎりたべたい」
「えー、さっき、おにぎり買う?って言ったら、いらないって、いったよねぇ」
「とーた、おにぎりすきなの。おにぎりがいい!」

しょうがないので、座席のポケットにあった車内販売のお知らせのリーフレットを見ながら、

「じゃぁ、車内販売のお姉さんが来たら、おべんとうあるか聞いてみようか?」

と、声をかけてみると、リーフレットの右上にあったカートを指さして、

「これでしょう?さっき、きたよねー」
「そうだねぇ、さっき汽車ぽっぽの時に来たねぇ」
「とーたねぇ、おべんとうたべたい」
「じゃぁ、それまで、メロンパン食べる?」

と、非常用に取っておいたメロンパンを渡しても、

「とーた、おべんとうたべたい」
「そか、じゃぁ、お姉さんが来るの待ってようね」
「はーい」

しばらく待っていると、車内販売のお姉さんが来たんだけど、お弁当は売り切れの罠。一悶着(笑)あって、メロンパンを食べる息子さん。

失敗したなぁ。ホームにあがりたいから、おにぎりいらない。っていったんだろうな言ったんだろうなぁと、あとからなら、分析できます......。

もうすぐ大宮というあたりで、うとうとしてしまったらしく、もうすぐ上野というあたりで、「ぱぱ、おきてー」という声に起こされた。なぜか、窓のカーテンがおろしてあったので、

「まど、どうしたの?」と、聞くと
「パパが、ねんねしてるから、まど、しめてあげたのよ」
「そうか、ありがとうね」

東京駅で、バイバイ大会をして、東西線へ向かいます。途中、oazoのトイレに寄ったものの、「とーた、待ってるね」とのことだったので、入り口でお留守番。ちゃんと待っていた息子が、出てきたパパに一言

「ちゃんと、おにもつ、あずかってたからね」

と、パパに渡して、駆け出します。「預かっててね」と頼んだわけでなく、「持っててね」とお願いしたので、「あずかる」という言葉もわかっているのね。と、感心しつつ、駅へ向かっていると、ちょうど近辺にいた奥さんから電話。oazo 1Fで待ち合わせることにして、エスカレーターで上へ。

新幹線ホームで肌寒かったので来た服を暑くなったので脱いでいると、

「ぱぱ、まってて、ままむかえにいってくるからね」

と走り出す息子。10mほど先で、振り返り、

「ぱぱ、まっててね。ついてきちゃだめよ」

と、そろそろ追いかけようか、と、思っていた出鼻をくじかれます。向こうの方に、奥さんがいるのを見つけたので、まぁ、いいか。と、そのまま手を振って送り出すと、息子さんも見つけたらしく、走っていって合流できたのでした。

東西線に乗って、みどりの電車に乗って、プラレールで遊んで、きしゃぽっぽに乗って、MAXに乗って、パパねんねした。というのを一生懸命奥さんに報告していて、ほんと、かわいいなぁ。と、東西線に乗って半分寝ながら(笑)思った。