父子旅行2010 4日目

11月20 日

朝、いい加減起きろ。という親父の言葉に、飛び起きる。もう、 9 時を回っていた。北側の部屋の雨戸を閉めると暗くて時間がわからなくて......。てなわけで、準備をして、須磨海浜水族園に向かう。

昨日親父のを借りていた上着を忘れてきたので、高槻駅のユニクロでリバーシブルフリースを買う。息子さんが新しい服を着ているのに気づいたらしく、僕も買う。と、店に行くが、さすがに駅ナカの店だけあって kids の扱いがなく、ちょっと、すねる。しょうがないので、マネケンのワッフルを買って、新快速の中で食べようね。と約束する。うれしそうにマネケンの袋を持ってホームに駆けていく息子さん。

とはいえ、新快速に座れるわけもなく。たまたま、出口横が一席空いていたので、息子さんだけ座る。「ねぇ、ぱぱ、これたべていい?」「ダメだよ、パパは座ってないから、パパ食べられないからね」「わかった。パパと一緒に食べようね」新大阪に到着し、席が空いたので 4 人で座る。「ねぇ、食べていい?」ってなわけで、おいしそうにたべる息子を見ながら三ノ宮まで。各停に乗り換えて須磨海浜公園駅まで。

てか、ここに駅できたのね。などと、昔話。須磨の駅からうみっぺりとか国道沿いをもうイヤだ。ってくらい歩いたような記憶が......。神戸方面だけじゃなくて、京都方面も駅が増えてるし、なんていうか、本気で阪急と競争しているよね。

そんなわけで、水族園。最初の水槽に、うわー。と吸い込まれていった息子さんが飽きるのに 2 分とかかりませんでした。てか、地味なのよね。そこにいる魚を見るだけ。という展示は......。というわけで、うちの息子に受けがいい、エサやり。屋上のカメにエサがやれるらしいので、うまく誘導してそちらへ。暗い通路が怖いからイヤだだの、グダグダ文句を言う息子さんも「カメさんにご飯あげようか?」で、いちころ。なんだろう。昨日のアヒルといい、そんなにエサやりって面白いかねぇ。

さっそく、カメにエサやり。ほらー、こっちだよー。なんていいながら、エサをやるほほえましい光景が目の前で繰り広げられるなか、パパは息子はなぜエサやりに夢中なのか?とか、考えてみたり。まぁ、純粋に面白いんだろうなぁ。とか曖昧な結論。

ちょうど、イルカショーの時間になったので、イルカさん見に行こうかと誘ってイルカショーへ。前のほうの青いイスの席は濡れます。とはっきり書いてあるわけですが、そのイスの範囲が偉く広い。前 3 列とかじゃなくて、なんていうか、 1 階席全部?とか、そういう勢い。えー、と思っていたら、ショーが始まってすべてを理解した。もう、水がかかるというレベルじゃなくて、かぶる。そんなレベル。夏なら、楽しそうだなぁ。大阪の水関係のショーは、 USJ といい、ビショビショにするのが「礼儀」なんだろうか? ( 笑 )

すごく面白かったらしく、「もう少し見たかった」という息子さんに、とりあえず、ご飯食べよう。といって、ご飯に連れ出す。なにやら、遊園地っぽいところを見つけ、トーマスに乗りたい。という希望に「ご飯を食べてからね」と受け流し、ご飯を食べる。こういうところのご飯だから、やっぱり、こどもはカレー。パパとじーちゃんは、ビールとツマミ。おばあちゃんはおにぎりとラーメン。みたいな感じ。てか、このカレー多いな。

全部食べて偉かったねぇ。とか言いつつ、息子さんが是非乗りたいと言った、自転車をこぐと進むモノレール的な乗り物へ。自転車のペダルをこぐと、前に進むわけですが、 4 メートルくらいの高さからしたがすごく見えるので、正直怖くてですね。困るわけですよ ( 笑 ) 。パパとしては、こういうところで怖がっているとかっこわるいんじゃないかと......。「とーた、こわくないかい?」「こわくないよ。たのしー」「そう?パパ、高いから少し怖いよ」などと話しつつ一周。どうやらもう一周したいらしいけれど、いったん終了。

百円玉を入れると少しゆれたりするような電車の乗り物に乗ったり、ぐるぐる回って水鉄砲でいろんな標的を撃ち続けるアトラクションに二度チャレンジしたりしている間に、つぎのイルカショーの時間だったので、イルカショーへ。微妙にさっきのと違っていたりして、新鮮な感じ。イルカショー後、どうしてもさっき乗れなかったトーマスに乗りたい。とごねる息子さんに「じゃぁ、一回だけね」と一緒に乗り。横のアンパンマン機関車に乗りたいという息子さんに「ソフトクリーム食べようか?」と誘う。考えてみれば、アンパンマンに乗れば一回 200 円。ソフトクリームは一個 300 円である。なにか計算がおかしい気もする。

そんなこんなで、ソフトクリームを食べて、ラッコを見に行く。ラッコの骨格標本の手がどう考えても「よっ!」と挨拶しているのに、ひとりヤヤウケ。水族園も飽きてきたので、砂浜へ出ることにする。

たくさんの砂に、大興奮の息子さん。あっちへこっちへ走り回る。パパ、ジジ、ババの三人で、走る息子を見ながら、海遊館に行ったとき、千葉市立動物園に行ったとき、東武動物公園へ行ったとき、そんな昔話を。てか、あのこはいつまで走るんだい?てのが、主なテーマ。いや、ほんと、いつまで走るんだろうね。とか、そんな感じで。

いい加減、走り疲れたであろう、息子にそろそろ帰ろうか?と声をかけると、案の定いやだー。とか、だだをこねていたけれど、残りのワッフルを新快速の中で食べようか。と、何とかなだめて駅へ。駅へ向かう途中、なにやら、石を拾って持って歩いているのに気がついて、見てみると、なにやら、車か電車の絵が描いてある石だった。どなたのものか知りませんが頂いて帰ります......。

すごくテンションが高い息子さんを見ながら、コレは眠いんだろうなぁ。と思っていたものの、電車に乗って帰るのでどうすることもできず、そのまま、神戸まで各停で行き、新快速を待つ。新快速に座れたので、残りのワッフルを食べる。食べ終わって、ふと、そういえば静かだな。と思ったら、息子さん、船をこいでた。

最初は大阪駅で降りて阪神百貨店に寄るつもりだったけれど、そのまま高槻へ。昨日はだっこして降りて夜風に当たったら目が覚めたけれど、今日は全く目が覚めないらしく、だっこのまま松坂屋のレストラン街へ。レストラン街に到着したものの、全く起きる気配無し。 30 分くらいソファーに寝かせていたけれど、どうしようもないので、そのまま地下で食料を調達して、帰ることに。

バスの中で目が覚めてきたらしく、なにやらムニャムニャ言い出した。最寄りのバス停を降りたら、完全に起きているけれど、もう疲れちゃったから、歩きたくない。とかで、そのままだっこで。

帰宅後、ご飯を食べて、風呂。風呂に入りながら、おうちに帰りたい。と、今日も訴える息子に、あと二回寝たら帰ろうね。でもなんでそんなに帰りたいの?って聞いたら、イヤだと。怒られるのが、嫌らしい。ただ、テレビ見ながらご飯を食べないと怒られているわけなので、怒られちゃうのは誰が悪いのかな?テレビばかり見ててご飯食べないのは、いいことかな?わるいことかな?と......。たしかに、みんなが怒り役になってしまって、いつもはうちの奥さんがやってくれている役がいないんだよな......

そんなことを考えながら寝た。