9/6 3日目。
朝、一人で下に降りていき、おばあちゃんに「めろんぱんたべたい」と言って、メロンパンを出してもらい、牛乳を飲んで、すっかり満足したので、パパの枕元にあるiPhoneでシンケンジャーの動画を見ようかとパパの枕元までやってきたのですが、iPhoneはロックされていて操作できません。こんな大事なときにどうしてパパは寝てるんだ
「ぱぱー。おきてー」
というわけで、7時に起こされました。
そんなことより、シンケンジャーがはじまる時間だよ。ということで、テレビをシンケンジャーにする。
おじいちゃんは、昨日の写真の印刷。
ふと、息子の足元を見ると、えらく爪が伸びているので、「あんよのつめ、ぱっちん、ぱっちんしようか?」と、爪を切る。どうやら、つめきりに興味があるらしく、ちょっと、危ないかな。と思いつつも、触らせてみる。
やはり、ひっくり返すのができないようで、一生懸命、ひらいてたたんでいるだけになっている。でも、「ぱちん」と音が鳴るので、本人はできているつもりのようで、満足して、ゴミ箱に爪を捨てるまねをしていました。
今日もやっぱり、目の前の公園へ行きます。南向きの滑り台はあついので、西向きの滑り台で遊びたいのですが、西向きの滑り台へ行くには、南向きのすべり台のところから、直径1mの鉄の輪が5cm間隔でならんでいて中をくぐるようになった通路を抜けないとたどり着くことができません。
最初は、パパが先にくぐって見せて、手を差し出して、「ほら、こっちおいでー。パパと手を繋いでいたら、怖くないからねー」と手を繋いでくぐった。
次はもう大丈夫かな。と、思ったら、「ぱぱー、だいじょうぶだよー。ちょうだい」と、手をつなげと要求。何度かやっているうちに、おそるおそるながら、いけるようになっていたり。
今日は、少し早めにお昼ご飯を食べて、クーラーを入れて、お昼寝をしてから動物園です。
大阪駅から、地下鉄御堂筋線に乗って、動物園前へ。彼にとっては「ちかてつ」は、「ちかてつとうざいせん」なので、色は違いますが、「とうざいせん」らしいです......。
動物園前の駅から動物園の正門まで歩きながら、思ったのは、このあたりって、素人さん向きじゃないなぁ。このあたりは、こういう場所だとわかった上で来ないと、いろいろいみがわからないよな。東京だと、どのあたりが近いのかなぁ。
で、動物園。貸しベビーカーのところにゾウの形の乗り物があって、それに興味津々だったので、それを借りて、乗っていただく。パパの予想は5分で飽きる。
カバ、サイ、ライオン、キリン、そして、トラの前で、完全に飽きた。おじいちゃんのカメラを持って、トラを撮るわけでなく、おじいちゃんを取り始める。
パパがゾウを押して歩いていると、そこで止まれ、とか、ピーピーして(バックして)もう一回こっちに歩いてこい。とか、指示されて、その通りしないと怒られたり。
どうも、機嫌悪いなぁ。そういえば、お昼ご飯少ししか食べなかったっけ?というわけで、食べ物で釣ってみる。
「おうどんたべる?」「とーたねぇ、おうどんがいい!」と、のってきたので売店へ。うどんは売り切れだったので、焼きそば買おうか?とか言っていると、引っ張って歩く動物の風船?を見つけ、それをおばあちゃんにねだり、見事、キリンを買ってもらっていた。
焼きそばを少し食べ、機嫌を直して、キリンさんを引っ張って歩くけれど、すぐにこけてしまうので、「キリンさん大丈夫?」と声をかけ、「ぱぱー、きりんさんと'お医者さん行ってくる」と、売店の裏へ。なにやら、キリンの頭をなでながら話しかけているかと思ったら、こちらへ戻ってきます。
「アイスクリーム食べたい」
なんじゃそりゃ。おじいちゃんが買ってくれ、ちょっと舐め始めるのですが、すぐに溶けてしまうので、パパが横からがぶーっとほとんど食べてしまうのでした(笑)
アイスを食べながら、おばあちゃんの言った言葉
「ゾウに乗ってくれたから、今日は、走って追いかけなくていいから、楽だと思ったのに......」
「そりゃ、無理だね。新幹線ですら、30分で飽きたんだから」という説明に納得の様子。
結局、アイスを食べ終わったあと、ゾウだけがおじいちゃん、おばあちゃんに連れられ、帰って行きました。というか、売店横の綿菓子製造機の前から息子が動かなくなってしまったので、先に行ってもらったのでした。
アイスクリーム食べた子は、これはできません。と、説得するものの失敗に終わる。よく見ると、キリンさんのクビのところに、なにやらべったりついていたので、それをネタに、水道のところへ移動。
洗い始めるものの、なんだこりゃ、機械油?べっとりついていて水では落ちません。そんなものどこで拾ってきたんだ......。そして、そんなものを手で触ってしまったパパは、この先、何度も手を洗いに行く羽目に。幸い、動物園という場所は、水道のあるところには石鹸があるわけでして......。
やっとのことで、ゾウを返してきたおじいちゃん、おばあちゃんと合流。
シカコーナーで、葉っぱを食べさせて楽しんだあとは、本物のゾウに向かいます。ちょうど、ゾウが夕食の時間で、なにやら、たくさんもぐもぐと食べておりました。
どうも、手が油くさいパパは、アシカのまえのトイレに手を洗いに行きます。「とーたも行くー」と着いてきたので、一緒に手を洗いました。「とーた、パパは、おしっこするけど、どうする?」と、いつものように「しない」と答えるのを予想して聞いてみると、「とーたもするー」
えーと、ここは外の公衆便所ですよ。おまえさん......。と思ったものの、自分でまいた種です。しかも、和式トイレしかありませんよ......。
しょうがないので、ズボンを膝のしたまで下げて、膝を抱えて、しー。と言ってみたのですが、普段そんな風におしっこをしたことのない子ですので、「ちがう、ちがうの」と拒否です。
あきらめて、靴を脱がせ、ズボンを脱がせ、靴下のまま便器をまたいで立たせると、ちょろちょろ~と、おしっこが。「すごいねぇ。お外でおしっこできたねぇ」と、ほめてやり、新しいおむつを取り出すのが面倒になったので、下半身はだかのまま、おばあちゃんの待つベンチへ。
靴下とズボンとおむつを新調した息子さんは、上機嫌で、キリンさんを連れて歩き出します。
帰りは、天王寺駅まで歩くそうで......。やっぱり、途中で、「おんぶー」と、言うことなので、おんぶリュックのおんぶで、天王寺駅まで移動。
ここらでご飯食べて帰る?という話にもなったものの、息子さんの「おなかすいてないよ」という一言で、地元駅まで戻ることに。
環状線外回りの電車からは、神戸方向の山が見えます。「夕焼けがきれいだねぇ」と話しかけると「お山が見えるねぇ」「そうだねぇ」「あしたは、でんしゃにのって、お山にいこうか!」明日も大阪にいるとなると、おじいちゃん、おばあちゃんは大喜びだなぁ。と、思いつつも、火曜日には普通に仕事に行かねばならないので、「明日は、新幹線に乗って、おうちに帰るのよ?」「しんかんせんのって、おやまいこうか」「お家帰るよ」「とーたのおうち?」「そうよ、とーたのお家よ」「へー、そうなんだー」
と、うれしいのやら、なにやら、よくわかりませんね。「おうちかえるー」と、泣き出されても困るので、話題を変えたりしつつ、大阪駅でバイバイ大会。
快速に乗ろうとすると、あっちのくろい電車がよかった。と、各停を希望。しかし、おんぶされているので、強制連行です。
高槻駅北口の西武百貨店のCASAへ。
日曜日の夕方だというのに、このすいた状態はなんなんでしょうね。客は3組しかいないし。と、ちょっと、心配になりつつ、晩ご飯。
息子さんは、カレーライスたべる~。というわけで、元気よく「カレーライス!」と自分で注文し、お子様ドリンクバーのドリンクを取りに。
パパとおじいちゃんは、やっぱりビール。
息子さん一人、突然「ごちそうさま」と言って、イスを降り、「じゃぁ、キリンさんとお散歩行ってくるね」と、キリンさんを引っ張って店内を一周、「ただいま~、今度は、こっちにお散歩行ってくるね」と、さっきの逆回り。
店中の、店員さん、お客さん、たくさんの人の見守る中、キリンを連れて、店中をぐるぐる回って、大喜び。
店を出ると、まんまるお月様。キリンさんを連れた息子は、歩道橋の手すりの上の方にキリンを抱っこで持ち上げ、「おつきさまみえる?みえた?」と、声をかけて見せてやったのでした。
マネケンを指さして、「せんべい買おうか」(彼にとって丸い焼き菓子はすべてせんべいかクッキー)というので、「明日たくさん買って、新幹線でたべようね」とお約束。
今日もタクシーに乗って帰ったのでした。
Hiroshi Nakamura
全文は長くて取り込まれてないけどお勧め
Kazutaka Ogaki
いいですねぇ。現場は大変なんだけど、文字になると、いいなぁ。年齢的に、すでに思い出の領域なのが特にいいのかしらむ。