今日、また、
件名:電話ください
本文:手が空いたら連絡ください
というメールがオカンから届いた。
いつも不思議だったのだが、オカンからのメールは必ずこの文章なのだ。一字一句違わない。
とりあえず、電話をかけてみた。
「毎回同じ文章でメールしてくんのなんで?」
「あれか?『例文から選ぶ』ってやったら最初の例文がアレやねん」
えーと、それは、あれですか?『例文から選ぶ』の最初の文章が「またね~」とか「おはよう」とか「元気~?」だったら、オカンからそういうメールが来たってことですか。そうですか……
それはそうと、用件は、うちの奥さんから送られてきたメールと写真を見たよ。だった。どうやら、オカンから電話をかけたときには、うちの奥さんがうまく取れず、折り返しかけると、オカンが仕事中だったりして、タイミングが合わなかったらしい。
「それで、ちゃんと受け取ったよ。ありがとう。って言いたかったんやけど、電話もつながらへんし、あんたにメールしたんや」
「それやったら、うちの奥さんにメールしたらええやん」
「そんなん、メールの送り先知らんもん」
「あんな、送られてきたメールに誰から送られてきたのか書いてあるから、そのメール開いて返信って押したら、それだけで、返事かけるで」
「へー、ちょっとやってみるな」
「じゃぁ、ちょっと、こっちもマニュアル開くから待ってや」
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(一覧のところでカーソルを動かして返事を書きたいメールにあわせてボタンを押せ、とか、本文のところにカーソルをあわせて決定を押せなどの使用方法の説明が続く)
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「ありがとう、だいたいわかったわ。それでな、漢字に変換するのどうするの?ひらがなは入れれんねんけど、漢字にでけへんねん。前のヤツは漢字にできたんやけど、今のヤツ漢字にでけへんねん」
「ごめん、さすがに、おれも、マニュアル探さな、わからん。とりあえず、しらべとくから、今は、ひらがなのまま送ったら?」
「そんなん、かっこ悪いやん」
「ひらがなでもいいやん、気持ちの問題やねんから。」
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というわけで、結局、かっこ悪いから、ちゃんと漢字に変換できるようになってから、送ることに決めたらしい。
メール慣れしてるからか、形式とか気にしないで、とにかく返信することが大事なように思うけれど、いろいろ気を使うんだろうなぁ。
面白いので、このシリーズ、たぶん続く(笑)。
ぽま
うちのおとんから来るメールは全部ひらがなですw
でも一生懸命打ってる姿を想像すると誤字があってもうれしいね。
なぜひらがな打ちで間違う!?とか思うけどさあw