お客さんのやりたいこと。と、ぼくのやりたいこと

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ちみもさんが、今度は、ユーザー系の企業に転職されたらしい。

いや、受注側にいると、永遠に「プロジェクトが終了したらさようなら」「顧客の営業戦略の一部にしか関われない」なのではないかなあと思ったわけですよ(そうではない関わり方をしている会社さんもあると思いますが)。

「お客のやりたいことの一部しか関われない」というジレンマは確かにあって、お客さんのところで、「今のこのシステムを次はこんな風にしたいんだ。もっとこういう風に使っていきたいんだよ」と、将来の展望を話してくれるのは、すごく楽しいことで、そして、その希望を叶えるために僕らは彼の仕事を手伝っているという自負はある。でも、一緒に「次のシステムのあるべき姿」を考えたい。なんてことは、かなわない。彼がやりたいと思ったことを僕らが手伝える範囲で手伝うだけなのだ。

プロジェクトマネージャーではなく、プロジェクトのオーナーになりたい。そう思ったことは、何度もある。もちろん、そのためには、すごく大きな権限を持つまで出世をする必要があるのかもしれないけれど、事実上のオーナーくらいであれば、発注側のマネージャーになればできそうだ。そんな気がしている。作りたいモノを考える。自分の思うモノを自分で作っていく。それは、たぶん、すごく面白いことだと思う。

ただ、メンバーとして、お手伝いするのも、すごく面白い。ある会社で作りたいモノと、同じような別の会社で作りたいモノは違う。そして、その両方のお手伝いをできるというのも、すごく面白い。

受注側には受注側の難しさがあったように、発注側には発注側の難しさがあると思います。ちみもねーさんの新しい船出を微力ながら応援します。