朝、奥さんの叫び声のような声で目を覚ます。ハスイがどうとか言っているなぁ。とボンヤリ。奥さんのあわてている感じと、ボンヤリした感じがアンマッチでなんか、可笑しくなってきたところで、ハスイが破水だと理解する。病院に電話したら、すぐ来い。とか言うことだったらしいので、保育園に息子を連れて行ったあとで、病院に行くことに。
息子とパンを食べて、保育園へ。今日は息子の保育園最終日。今日の午後には異動先の保育園に行ってしまう担任の先生と挨拶できてよかった。これから病院行くんですよ。なんて、話を。緊張していていてあわあわしているのが、自分でもわかる。帰宅して、トイレにだけ行って、あわてて、車に乗ってしまって、あとから、車に乗った奥さんに「(出産時向けに用意してあった)カバンぐらい持て」と言われて、自分が本当にアワアワしていることを理解する。
病院で診察を受けて、そのまま入院することに。6年前もココだったなぁという陣痛室へ。まだまだ時間かかるんじゃないかなぁ。と、奥さんが準備していた入院に必要な2個目のカバンを取りに行くことに。帰宅して、トイレで一息ついていると、先に破水しちゃったもんだから帝王切開になるかも。と、奥さんからメールが。なにやら、説明をするから早く来い。とのこと。
あわてて飛び出て、家のカギを閉めて、自転車に乗ったところで、取りに来たはずのカバンを持ってないことを思い出す。あわてて取りに帰る。ついでに、WiFiルーターのパスコードをメモったので、さっき病院に持って行ったノートPCもネットワークにつながるし、時間はつぶせるね。
病院に到着すると、早速、先生から、先ほど奥さんにはご説明したのですが......、と、状況と今後の方針について、そして、帝王切開となった場合のリスクについて説明を受ける。最悪の場合には、子宮全摘出もあり得る。という説明を受けて、奥さんがすぐ来てーと、メールしてきたことを理解する。あわてず、さわがず、対応。(出来た気がする。てか、アワアワしていていただけかも説......)
そもそも、息子の時には、そうやって、朝から病院にいたのに、生まれたのは日付が変わる頃だった。という経験があって、どうせ、時間かかるよね。なんて、言いながら、暇つぶしの本とか、パソコンとか持っていろいろのんびり。
のんびりしている間に、お昼の時間で、あとから手術になるかもしれないおくさんは、胃になにか入れるわけに行かないらしく、食べれないので、1人で売店へ行って、弁当を買ってくる。おにぎり一つとかにしておけばいいのに、おなかいっぱいになる分量で、温度高めに設定された病院の空調と相まって、だんだん眠くなってくる。そういえば、息子の時も、俺寝てたよねー。なんて言いながら、ダラダラしていると、急に医師助産師軍団がやってきて、診察。また、ダラダラしていると、軍団が......
何度か繰り返しているうちに、奥さんに余裕が無くなってきて、いよいよ感が増してくる。が、息子の時は、ここからが長かったんだ......。なんて話をしていると、また軍団が......。じゃぁ、分娩室行きますか。とか、言って、あれよあれよ。というまに生まれてきちゃいました。
3008g女の子。息子の時はしわくちゃのサルみたいだなぁ。と思っていたけれど、娘は丸顔でサルっぽさを感じない。てか、生まれたての赤ちゃんって、こんなに小さかったっけ?と、6年前どうだったか、思い出せず......。
落ち着いてから、保育園へ。朝、奥さんが息子に赤ちゃんがくるよ。ってしっかり教えていてくれていたらしく、息子が先生方にも話をしていてくれていたらしい。先生にもこどもたちにもいろいろ聞かれたので、写真を見せたり。朝、あわあわしながら、これから病院に行くんです。なんて言っていたときにちょうどいた息子の同級生のおかあさんにも、女の子なんです。なんて話をしたり。
息子には、お見舞い行きたい。って言われたけれど、12歳未満の面会はできない規則なんだ。と説明する。産科、小児科の病棟は、子供は面会できないことになっている。感染を防ぐための措置なんだけど......。うちの息子6歳には、難しいだろうなぁ。と、「できない」という事実だけを説明する。普段なら、お見舞い行きたい!行きたい!と、騒ぐ息子が、妙に聞き分けがよくて、驚いた。
なぜか、ピザが食べたい!って言い出したので、帰宅後、ピザを取る。
コメント