父子旅行2日目

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9/5(土)。二日目。

朝、部屋のドアが開けられない。と、起こされる。たぶん、そうやって起こされるだろうと思って、夜のうちに少し開けておいたのに閉じちゃったのね。と思いつつ、起き上がってドアを開けてやる。何となく目が覚めてしまったので、一緒に一階に下りたら、まだ5時半だった(笑)。

「おじいちゃんは?」おじいちゃんがいないことに気がついた息子さん、おばあちゃんに聞いています。「おじいちゃんは、お散歩行ったよ。6時半になったら、みんなで体操しているから、川の向こうの公園に行ってみたら?」

うちの息子さん、朝6時半の体操の意味がわかるはずもありません。そして、そんな朝早くに集まっているのは、きっと、年寄りだけなんだろうなぁ。などと想像できていたのは、私だけに違いありません。

「みんな」が「体操」するところに「おじいちゃん」がいる!息子さんは、走るように出かけていきます。

ちょうど、日が出たばかりで、気持ちいい風も吹いています。橋のたもとにある階段を上り下りしたり、階段でかくれんぼしたり。

彼が興味のある方向に行ってもおじいちゃんはいないので、おじいちゃんのところ行こうか。と、川向こうというか、川を下ったところにある公園を目指します。

どんどん歩いてたどり着いた公園は、私が住んでいた頃とは大きく変わってしまっていました。治水の意味で遊水池としての機能を高めてあるんだろうなぁ。

てか、あの小高い山の上にいるラジオ体操をしている人たちの中におじいちゃんがいるのかねぇ。とか言いながら、息子と近づいていきます。

50人ちかい老人がラジオ体操をしているというのは圧巻とすら言えます。息子さんも「おじいちゃんいないねぇ」と不安げ。そうこうしているうちに、ラジオ体操が終わり、みんながぞろぞろと帰り始める中、おじいちゃん発見。

じいちゃんと歩いて家に向かいます。それにしても、朝から、往復2kmくらい歩いたんじゃないでしょうか?

朝ご飯を食べ、一段落しても、まだ八時。いつものように教育テレビを見ながら、歌ったり踊ったりしている息子をみながら、おいらはうとうと......。

昨日おばあちゃんが撮った写真をプリンタで印刷し始めたので、おいらのカメラのSDHCカードをプリンタに挿してみたら、認識されなかった。SDHC非対応か......。難しいことを言ってもオヤジにわからないので、俺の新しいカードはダメなんだなぁ。と説明しておく。

それにしても、SDカードのことをフイルムと言ったりするオヤジは、根っからのアナログ人間だなぁと。ある意味感心した。

プリンタの前から印刷された写真が出てくるたびに、大騒ぎして取り出して「でてきたよ~、これは~、○○でしょう」と、一つ一つコメントをする息子に和みつつ、昨日の思い出を、おじいちゃんと話すひととき。

ところで、送ったはずの荷物が届かないですね。着替えは洗濯したのでありますが、おむつがありませんよ?と、大騒ぎになり、おじいちゃんが、買ったことのないおむつとやらを買いに出かけました。どうやら、最後の一枚を見本として持って行ったらしい。

おばあちゃんも、ちょっと、用事があるとかで、出かけていきます。

おじいちゃんも、おばあちゃんもいなくなってしまい、「とーたも、お出かけしたかった」とすねてしまったので、「じゃぁ、公園行こうか。おじいちゃんのおうちの前は公園なのよ」と、公園に誘います。

滑り台の上まで来たのですが、「ぱぱ~、あちゅいよ。すべりだいあちゅいよ」「あついの?」「あちゅいよ。こっちきて~」しょうがないので、上まであがって、滑り台の滑る部分を触ってみると、ホントにあつい。この強い日差しで、ひどいことになっています。

二つある滑り台のもう一方はそうでもなかったので、二人交互で滑って遊びます。

ちょうど、家の方向に、宅急便のトラックが見えたので、「お荷物届いたかなあ」声をかけ家の方まで戻ります。ところが、トラックは、家の前を通り過ぎていきます。

「お荷物来ないねぇ」と二人してがっくりしていると、おじいちゃんも、おばあちゃんも帰ってきました。これ幸いと、ぱぱは、昼寝(笑)

宅急便が届く音で目が覚めて、昼ご飯。届いた荷物の着替えを確認しながら、背負っていったリュックの中身を再確認したら、底の方から大量のおむつが出てきた。ちゃんと入れておいてくれた奥さんに感謝。

おばあちゃんは、息子のおっちょこちょいぶりにあきれながら、再度用事があると出かけていきました。

そういえば、お昼寝してないけれど、何か食べたら、寝るかなと思いきや、全く寝ませんよ。5時おきなのに(笑)

結局、クーラーをかけて、涼しくしたら、ぐっすり寝ましたとさ。そして、ちょっと寝過ぎてしまって、もう2時半。それでも出かけるのです。寝起きで少しぐずった息子さんも、「バスに乗って、電車に乗ってお出かけするよ」と声をかけると、出かける気まんまんで、どうしておじいちゃんはちゃんと着替えていないのか?と、怒る始末(笑)

大阪駅で、環状線に乗り換えて、弁天町へ。今日の目的地は交通科学博物館です。

0系の運転席に座り、信号の仕組みのパラパラ漫画を楽しみ、実車さながらのGゲージの運転台で新幹線を運転し、外に飛び出て、食堂車の営業時間が終わり中に入れないのに悲しくなり(主にパパが)、義経号がガラスの中に入っていて触れないのに悲しくなり、そういえば鉄道模型のジオラマがあったなと奥に行ったらちょうど今日の最終の運転が終わってしまったところだったり、でも、保守のために少し電車が動いてちょっと満足だったり、あっという間に閉館時刻になってしまって悲しかったり。

そんなこんなで、また、環状線に乗って帰ります。一番後ろの車両だったので、「ほら、車掌さんいるよ」と声をかけると、車掌さんの一挙手一投足に大興奮。

大阪駅の環状線ホームで、「バイバイする」と、バイバイ大会が始まってしまい、それこそ、夕方の環状線ホームですから、ひっきりなしに電車が来て、バイバイ大会。

高槻駅に着く頃にはえらく不機嫌で、そういえば、おなかがすいたかな?とマネケンのワッフルを買って食べさせる。えらく上機嫌でバスに乗るものの、席が空いてないので抱っこしていたら、座っていたおばさんが席を譲ってくれた。

息子がワッフルを食べているのを見つつ、「セバスちゃん」のポスターに「セバスチャンって言いたかっただけだろ」と突っ込みをしていると、食べ終わったらしく包んであった紙をパパに手渡したかと思ったら、立ち上がり、おじいちゃんのところまで言って

「おじいちゃん、おイス空いたよ」

さっき、席を譲ってくれたおばさんも含めて、大笑い。「大丈夫、とーたが座ってていいのよ」と、もう一度座らせる。

今日は、ちゃんと「ピンポン」できて大満足で降りて、しばらく歩いていると、「ここ、さっき、歩いたねぇ」「え?」「ここ、きのう、あるいたでしょう」そうです。昨日、買い物に行くときに歩いた道です。「そうだねぇ、昨日歩いたね。とーた、よくわかったねぇ」「とーた、わかるんだもん!」と少し自慢げ。それにしても、こどものそういう記憶力ってのはどこから来るんでしょうね

家に帰ると、おばあちゃんが、お好み焼きを焼いて待っていてくれました。

やっぱり、パパは、おじいちゃんの晩酌につきあって、へべれけです。今日も、お風呂がいやだ。と、だだをこねる息子に何とかシャワーを浴びさせ、一緒に寝たのでした。