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2005年01月21日

東大生はバカになったか

ふと、入った本屋で、「東大生はバカになったか」(立花 隆)を見かけて、気になったので、買って読んだ。

東大生はバカになったか (文春文庫)
立花 隆
文藝春秋 / ¥ 570 /

一円玉の直径が何センチメートルか?、東京札幌間の直線距離は?、地球一周は何キロメートル?などの常識的な大きさについて、まったくはずれた答えをする東大生が増えている。という話から、東大受験生が身につけてくる受験のための力というものはどういうものなのか、また、大学で教えるべき内容とはどういうものなのか、など、立花氏が各所で発表したものをまとめた本。

東大の成り立ち、どういう目的で作られたのか、また、その目的と欧米的な意味での「大学」との違いについて、述べてられている。そのなかで、日本の官僚制度とそれを支える教育制度を痛烈に批判し、東大生はお茶(という知識)が注がれるのを待っている湯飲みだ。と論じている。

「東大」に限らず、日本全国どこの大学も同じようなもんだと思う。ぼくらは、受験のために知識を詰め込み、テストの時にそれを一気に吐き出すように指導されてきた。自分から疑問に思って、なにかを調べるようなことって、それこそ、あまりない。

立花氏が東大生はだめだだめだと論じた後に対談のページがあって、立花氏が東大でやっていた立花ゼミに参加していた学生との話が載っていたりする。まぁ、そういう場に出てくる人だからなのかもしれないけれど、やっぱ、東大生ってちがうなぁ。という感じで……。

なんというかうまく言えないんだけれど、地方の国立大学に通っていた僕は、東大にものすごいコンプレックスがあるのかなぁ。指導教官が東大出身の人だったからか?

2005年02月07日

さまよう刃

日経の日曜版の書評欄かなんかで見て、気になったので、読んでみた。

さまよう刃
東野 圭吾
朝日新聞社 / ¥ 1,785 /

少年に娘を殺された父親が犯人に復讐する話。犯罪者を更正させるためにある処罰と、殺されてしまった被害者の肉親の思いはかけ離れていて、その隙間になにがあるのか、という社会派な作品。

片想い (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 / ¥ 800 /

片想いと同様、ミステリーとして描かれているけれども、扱っている領域は社会派という感じで、読み終わってみると、ああ、東野さんの話だなぁ。と思わせる感じ。

東野さんの小説なので、やっぱり、オチがうまくできているなぁと思ったですよ。

2005年03月16日

「希望格差社会」と「愚直論」

希望格差社会を読んだわけです。よく分析されてるな。と、思うわけです。格差が出てきていることと、その格差は固定化されていくであろうこと、は、わかる。一部の金持ちはより金持ちに、そうでないものはより貧乏に。という世の中は、あまりよくない。という主張は、理解できる。

でも、なにか違和感がある。この違和感はなんなんだ?と、思いながらも、とりあえず、次へ。

「愚直」論 私はこうして社長になった
樋口 泰行
ダイヤモンド社 / ¥ 1,680 /

で、愚直論を読んだわけです。これが、また、すばらしく、精神論。努力、努力、いくつになっても、日々精進。家庭も大事かもしれないけれど、仕事を通じて自己実現していくことこそが、大事だよね。視野を広く持って、とにかく頑張れ。ときには、自分に課せられている責任以上のモノを背負って、必死にやれ。とか、そういう感じ……。

それはそれで、違和感あるよなぁ。

ただ、「世の中が悪い」と悲観したり「世の中が悪い」からと言い訳するよりも、たとえガラスの天井があったとしても、それでもより上を目指してもがき続けたい。と、そう思う。

2005年03月28日

35歳から仕事で大切にしたいこと

ふと、本屋で見かけて、タイトルと、著者で買う。

やっぱり、「いやな仕事も頑張れ」というようなことが書いてあって、苦笑。「愚直論」といい、どうも、最近は、そういう方向なのか?それとも、そういう本に俺が惹かれているのか?

2005年05月01日

ピーターの法則

jun hirabayashi氏のまとめをみて、興味を持ったので、購入。

ピーターの法則
ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル
ダイヤモンド社 / ¥ 1,470 /

まとめが、あまりにもまとまっているので、それ以上何かがあるワケじゃないけれど、非常に共感できる本である。

経験的に理解していた「組織は組織を守るためにのみ存在する」というのが、「無能」な人々によって支えられている。ということが見えてきた気がする。

アイデアの作り方

薄い本だけど、なかなか面白いという評判だったので、購入。

アイデアのつくり方
ジェームス W.ヤング,今井 茂雄
ティビーエス・ブリタニカ / ¥ 816 /

すげー、薄い。そして、文字も、行間も大きい。何よりも竹内均氏が書いている解説の方が多い!

アイデアは、神が降りてくるのを待つモノではなく、既存の要素の組み合わせだ。と、定義した上で、既存の情報をどんどん手に入れることと、新しい組み合わせを考える柔軟性が必要だと言うことらしい。

ただ、情報が多すぎて、それらをすべて覚えるようなことは出来ないし、なにか、うまく整理するツールが欲しいなぁ……。

2005年05月05日

「捨てる!」快適生活

家の中がモノであふれている気がしたので、購入

「捨てる!」快適生活―部屋スッキリの法則
飯田 久恵
三笠書房 / ¥ 1,260 /

部屋のスペースは有限なので、モノがあふれてしまうのは必然。ただ、あふれたモノはどんどん捨てましょう。そして、ほんとうに必要なモノだけ買うことによって、モノを増やさないようにして、部屋をすっきり保ちましょう。という話。

どうやって、捨てる決心をつけるか。というチャート付(笑)。捨てられないで部屋にモノがあふれてしまう人向け。

マンガ、処分しないとなぁ……。

2005年05月10日

僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅

教科書問題とか、靖国問題とか、いろいろ言われているけれど、実際のところ、どうなの?という疑問があったので、そういう本を読んでみようと思ったわけです。

僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅
西牟田 靖
情報センター出版局 / ¥ 1,680 /

なんだろう、うまく言えないけれど、僕らは、戦前から戦中にかけての「歴史」を知らなさすぎるんじゃないか。ヒロシマ・ナガサキの原爆でたくさんの人が死んだ。とか、全国各地の空襲でたくさんの人が死んでいった。とか、大阪の空襲の時には実家のある高槻近辺からは西の空が夕焼けのように見えた。とか、そういう、日本が受けた攻撃については、いろんなところで見聞きする機会があったけれども、当時日本の統治下にあった地域で日本の政府(あるいは関係機関)がやったことについては、本当に知らないんだなぁ。と思った。

もしかしたら、知らなかったのは、僕だけで、僕の勉強不足なのかも知れないけれど……。

外交というのは、官邸でもテレビの中でもなく、無数の、小さな、 個人の気持ちとその表明の中にこそ存在するのかも知れません。私は後者の可 能性を信じたいと思います。外交において、私たち個人が自分達を無力化しな いこと、当事者としての意識を持ち続けることが、大切なのではないでしょう か。

これは、4月に中国で反日デモがたくさん起きたときのマネックス証券社長(当時)の松本氏の言葉であるが、きっと、外交に限らず、「政治」そのものが、「当事者意識を持ち続けること」が大事なのだろう。

2005年05月26日

半島を出よ

半島を出よ (上)
村上 龍
幻冬舎 / ¥ 1,890 /


半島を出よ (下)
村上 龍
幻冬舎 / ¥ 1,995 /

日本の経済が破綻してしまった近未来、北朝鮮のコマンド9人が開幕戦の福岡ドームを武力占拠して、「北朝鮮の反乱軍」を名乗る。さらに、400人の「反乱軍」が福岡に到着し……。オトナたちがどうしていいかわからないまま、時間だけが過ぎていく中、ある種のはみ出しモノたちによって、事件は一気に解決へと向かう。というような話です。

〈財政破綻し、国際的孤立を深める近未来の日本に起こった奇蹟〉なんて帯に書いてあるんだけれど、ほんとに「ありえねー」って感じに解決しちゃいますよ。それがまた痛快だったりするわけです。

ところで、「希望の国のエクソダス」でもそうだったけれど、「オトナ」たちは、全く使い物にならなく、やっぱり、活躍するのは、「社会」からはみ出てしまった人たち、しかも、「こども」というか「少年」だったりするわけです。

「社会」が腐っているのだから、その「社会」の外にヒーローを求めるのかも知れないけれど、なんとなく、さみしいような感じがする。エクソダスを読んだときは、こんな腐った世の中じゃダメだ。と、どちらかというと、少年たちに感情移入して読んでいたわけですが、あまりの「オトナ」のふがいなさにいらいらしてしまう。

僕自身が、その「社会」の中にいる「オトナ」になってしまったからなんだろうか?それとも、「亡国のイージス」の先任伍長のように自分の仕事をやり抜くという姿勢というか、そういう「オトナ」のヒーローを見たからだろうか?

希望の国のエクソダス (文春文庫)
村上 龍
文藝春秋 / ¥ 660 /


亡国のイージス 上 講談社文庫
福井 晴敏
講談社 / ¥ 730 /


亡国のイージス 下 講談社文庫
福井 晴敏
講談社 / ¥ 730 /

2005年06月14日

6ステイン

すら2さんおすすめの6ステインを読みながら出勤。

6ステイン
福井 晴敏
講談社 / ¥ 1,785 /

それにしても、ほんとに、イチガヤ好きだねぇ(苦笑。どうせ歯車なら、景気よく回る歯車でありたいね。

とか思いつつ、駅からとぼとぼ歩いていると、市ヶ谷から電話。

作戦AがA'へと微妙に変更になるらしい。まぁ、うちの部隊への影響は無いんで、べつにいいっすよ。なんて言って、電話を切る。

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