先週のAERAで読んでいた人が多かったから。とか、そんな理由で読み始めた。
経営理念というモノがしっかりあって、それが組織全体に浸透している会社。そんな会社は、長期にわたってすばらしい会社であり続けるということをさまざまな調査から示し、それらの会社の特徴を紹介している。
この本が出たのが、1994年。ちょうどそのころから、非常に変化の激しい時代となり、日本でも「会社は誰のモノか?」といったことが議論されるようになってきた。
利益を最大化して株主に還元するために会社は存在する。というのが、市場的な考え方だが、会社はすばらしい製品を提供することで社会に貢献するために存在し、利益はさらなる貢献するための原資である。なんて考え方の会社がある。
そんな会社だったはずが、組織が大きくなりすぎて、硬直化し、官僚的になってしまったのをすごく感じる。ただ、最近、基本理念にもう一度立ち返ろう。っていう動きになってきているから、復活できるのかなぁ。という感じがする。
正直、1株あたり利益がいくらだった。なんて報告を見ても、おれたち組織の底辺にいるモノにとってはどうでもいいんですが……
って、何の話だっけ?ああ、ビジョナリーカンパニーだっけ?まぁ、気にすんな
【2006/05/19 12:00追記】
日本のビジョナリーカンパニーの例には以下のような会社がありそう。
- 経営理念 | 企業理念/経営方針 | 松下電器について | 松下電器産業株式会社
- Sony Japan|設立趣意書
- トヨタ自動車:企業情報 > ビジョン/フィロソフィー
- Honda | 会社案内 | Honda Philosophy
もちろん、この本のように別の会社との比較をしっかりしているワケじゃないから、ちがうかもしれないわけですが……。