仕事が、暇だ。いや、暇だというのは、少し違うな。「余裕がある」というのが正しい状態だと思う。自分の仕事量が丁度いい量だ。そして、優秀な後輩が全部作業を進めてくれている。
ふと、気がつくと、倒れるんじゃないかというくらいに忙しかった時期のことを思い出している。でも、今の自分には、あり得ない話だな。などと、モチベーションも低く、だらだらと過ごす日々。
後輩も暇だったらしく、とある企画を持ってきた。ようするに、あるチームを作ろう。そういう話。彼のことだから、俺を上に持ち上げておいて下で大暴れするつもりらしい。ただ、久しぶりに、あの頃の気持ちを思い出せた気がする。
この正月以降、ぽっかりとあいていた大きな穴がすこしずつ埋まっていくような感じがした。