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片想い(東野圭吾)

ただひたすら、正常に物事が進んでいるのを観察し続けるという、そんな夜勤の時間つぶしに読むには、少し、重いテーマだった。

片想い (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋 / ¥ 800 /

ちょうど、今月の日能研の問題がジェンダーの話だったり。ちょうど、今日IRCでこれの話になって、「結局、どれを選んでも正解で、その選択肢について論じることができてるか、で点数つけるんじゃないの?」なんて言ってみたものの、本当に正解かどうか自信がなかったわけで……。

そんなことは、この本とは、あんまり関係が無くて……。

 血液型性格診断を信じている人は多い。その人たちによれば、人間はA,B,O,ABの四種類に分類できると言うことなのだろう。しかし、そういう人たちでも、日常生活で血液型によって相手を差別すると言うことはほとんど無い。血液型が違っても、人間であることに変わりはないと思っている。また同時に、本当に分類するには四種類などというおおざっぱな分け方が不可能であることも知っている。
 ではなぜ多くの人は、性染色体のタイプには縛られるのだろう。XXであろうとXYであろうと、あるいはそれ以外のものであろうと、人間には変わりがないという考え方がなぜできないのだろう。

まぁ、たったそれだけのことで、男だからとか、女だからとか、どっちが優れているとか、そういうことじゃないわけで、、、

ただ、男とか、女とか、上とか下とか、スパッと割り切れるもんじゃないし、人それぞれいろいろあるよね。って感じでいけたらいいなぁ。

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2004年08月13日 04:31に投稿されたエントリーのページです。

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