発売は去年の6月末らしい。読み終わって、本屋がつけてくれたカバーのなかに、でかい帯がついていることに気づいた。そういえば、こんないろんなひとからの推薦文がたくさんついた帯を見て、「うさんくさい」とか思って買わなかったことを思い出した。どうでもいいことだが、「感動した」って帯に書いてあった本って、「世界の中心で、愛をさけぶ」とか、「四日間の奇跡」とか、あんまり感動した覚えがない。もちろん、どちらも、いい話ではあるのだけど……
そんなことを思っていた本を読むことになったのは、うちの奥さんが読んでいたから。そんな理由でなんとなく読み始めたわけだけれど、なかなか、おもしろい。飾らない言葉で語られるオカンとの暮らし、そして、ときどきオトン。
ごめんなさい。ラストあたりで号泣しました。たぶん、ミスドの店内でカフェオレをお代わりしながら、ぼろぼろと涙を流している僕は、すごく変だったのだろうと思います。
それにしても、最近涙もろくなったなぁ。トシかしら……
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