「民主党沖縄ビジョン【改訂】」に対するまほぱぱの話

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最初に断っておくと、私は、いわゆる無党派層というヤツで、郵政民営化には賛成だけど、自民党は嫌いだし、かといって、民主党に投票する気にもならないし……と、選挙の度にいろいろ迷いながら投票しています。

で、まほパパのお話ですが……まほパパの話自体も、なんか、酔った勢いで書いているような、勢いがありますね……。いくつかツッコミを入れてみたいと思います。まずは、「一国二制度」の部分から……

これって、地方分権の話で、民主党お得意の「道州制」に絡む話ですよ。「沖縄ビジョン」にも以下のように書かれています

本土復帰後の沖縄においては三次に亘る「沖縄振興開発計画」に基づいて振興が図られ、社会資本整備など一定の成果をあげてきたが、一方で日本の他地域同様に中央集権的で画一的な制度が適用され、中央の発想による公共事業が行われてきたといえる。このため、補助金依存体質が助長され、また、経済活動が、本土、特に東京圏主導の構造になっている。この構造から抜け出るためには、まず、沖縄が独立の気概を持ち、その気概を中央政府がくじくことなく応援をし、自立型経済構造を築き上げることが重要である。ここで敢えて誤解を恐れずに「独立」という言葉を使ったのは、「日本からの独立」という意味ではないことは言うまでもない。 (中略) なお、地域主権政策として民主党は道州制を提唱し、既に、3 年前の当ビジョンでは「沖縄は歴史的にも地理的にも独自性が高く、九州と統合した単位で検討するべきでないと判断し、単独の道または州とするべき」としている。これを受けて、政府はじめ諸機関でも「沖縄」を単独の道州に位置付けてきたが、「沖縄州」としての財政的な裏づけを支えるためにも上記の5 つのキーワード(「自立・独立」「一国二制度」「東アジア」「歴史」「自然」:こにし追記)が重要な切り口になると考える。

たぶん、「一国二制度」という言葉に釣られすぎだと思います。「独立」するくらいの気概を持って地方分権を進めましょう。という民主党の主張なのだと思います。

民主党が地方分権!と叫ぶのは、自治労が支持しているから。という話もあって、小さい中央政府を目指すようなことを言っているが、実は道州制によって大きな地方政府を作りたいだけ何じゃないか?という、それはそれで、何のために地方分権やるんだ?という謎があるんですが、それはそれで別の話ですね。

あと、3000万人構想は、年間3000万人じゃないですか?それでも、現状年間観光客数が600万人であることを考えると、確かに、非常に多い数字です。ただ、全員が3泊4日だとして一日30万人ですから、もしかしたら何とかなるのかもしれません。しかも、観光だけではなくビジネスマンや学生も含む数字です。ただし、そもそも一本しか滑走路のない現状の那覇空港では実現不可能な数字でして、一応、そのあたりの基盤の整備もやる。と、書いてあります。

これらの政策案に「現実性」や「実現性」があるか、と問われると、私も困りますが、「その辺の居酒屋で酔っぱらいの親父がくだ撒いている」と言い切ってしまうほどひどいか?「一国二制度」という言葉に釣られてませんか?というのが、ここで私の言いたかったことなのです。