親戚がたくさん集まって、話をするという機会も、なかなか無い。
昔は、正月にはみんな集まったものだけれど、最近は全然集まらないな。そういえば、昔みんなが集まってた頃って、おじいが元気で、みんなあつめて、騒ぐのが好きだったんだよな。ガンで胃を全摘出したくせに、焼肉パーティーだったりしたよな。
いや、こんな、昔話をしたいわけではない……。
みんなが集まると、やっぱ、人生の先輩が、いろいろ教えてくれるわけですよ。酒を飲みながら……。その中でも、おじさんが言っていた言葉、「子供も子供なりの世間を生きてるんですよ」というのが気になっているわけで。
そういわれてみれば、自分もそうだったなぁ。とか、思うわけですね。学校という世間に暮らしていたわけで、大人になった自分が暮らしている世間とは違う世間かもしれないけれど、いろいろ大変だったわけですよ。
おじさんの話は、「子供には『自分の好きなようにやりなさい』って言ってきた」と、続きます。まぁ、子供は子供なりに自分の世間の中で最前と思われるよう選択するのでしょう。たぶん。
「だから、あいつら、自分勝手でねぇ、3人ともバラバラなんだよね」なんて笑うおじさん。「でもさぁ、『自分の好きなようにやりなさい』って、考えてみれば責任放棄なんだよね。何を選んでも『自分が選んだことでしょ?』と突き放せるじゃない」
ああ、そうかもしれない。今年流行った「自己責任」ってやつだな。このあと、まぁ、そういう話をみんなでだらだらとするわけですが、「親がすべて決める」と「子供がすべて決める」の間をどうやって取るか。というのが大事なんだろうなぁ。と、いう方向に。
でも、結局、みんな、自分がいろいろ考えてやってきたけれど、それが「正しい」かどうか。なんて、わからないし、ただ、必死にやってきた。って感じだな。先輩方型の話はおもしろい。
まぁ、うちの親父も「思うとおりにやれ、おまえが決めたことに対しては、全力で援助する」という立場の人なので、そういう風に生きてきたけれど、それが「正しい」かどうかってのは、やっぱり疑問だよなぁ。
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