「負けた」教の信者たち

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「ひきこもり」の斉藤環氏による「中央公論」の連載をまとめたもの。なので、タイトルを期待しながら読むと、「はじめに」と「あとがき」にしかそういう話が出てこなくって、かなり消化不良(笑)

斉藤氏とニートの玄田氏との対談があって、そこで斉藤氏が「若い人たちに『どうして先生はそんなに一生懸命仕事をするんですか?』と聞かれることがあるんですけど、玄田さんならどう答えられますか?」と聞くシーンがある。二人の答えは本書を読んでいただくとして、ぼくはどうして一生懸命仕事をするのだろうか?と、久しぶりに考えちゃったよ。

対価としてのお金を得るためかもしれないけれど、例えば、今宝くじで3億当たったとして、それでも仕事は辞めないと思うわけです。会社は辞めるかも知れないけど、働くことはやめないと思う。うまく説明できないよなぁ。

「そういうものが当然だ」と思っていたから就職して働いているわけで、「なぜ?」と問われると、非常に困る。あのころは、そういうものだと思っていたから、就職活動をして就職しているわけですが、今となっては「達成感」を得るために続けているのかなぁ。難しいね。